2019/12/06
先日、みるともなしにテレビをつけていたら「心筋梗塞・脳梗塞に次ぐ第3の梗塞“足梗塞”」というものを放送していました。初めて聞く病気で気になったので少し調べてみました。
正式には「下肢閉塞性動脈硬化症」という名前で、動脈硬化によって太ももや膝下などの動脈が詰まり、足先に血液が行かなくなる病気だそうです。国内の推計患者数はおよそ300万人以上とも言われているようです。足梗塞になると足がしびれるなどの症状が出ます。悪化すると足が壊死して切断しなくてはならなくなることも。さらに、足梗塞にかかると、心臓病や脳卒中による死亡リスクが高くなることも分かっています。
症状は4段階に分類されているようです。
第1段階は無症状となっていますが、人によっては冷えやしびれなどを感じるようです。
第2段階は間欠性跛行。歩くと足が痛くなる症状です。しばらく休むと痛みがよくなるのですが、連続して歩くことができなくなります。
第3段階は安静時疼痛。安静にしていても足が痛いという状況です。
第4段階は足に潰瘍や壊死ができたりして、最終的に、足を切断せざるを得ない場合もあります。
ではリスクの高い人はどのようなひとでしょう。タバコを吸う、血糖値が高い、血圧が高い、過去に心筋梗塞・脳卒中を起こしたことがある、閉経している、透析を受けている、65歳以上である、肥満である。以上のような症状のある人は足の健康が低下しています。当てはまる人はセルフチェックをしてみましょう。足指や抗などの毛の生え方を左右で見比べてみましょう。足梗塞になると足先に血液が届かないため、栄養不足で足の毛が薄くなることがあります。毛の量や爪の血色などに大きな差があれば足梗塞の疑いがあります。
「運動をして、食生活に気を付けて、タバコをやめ、規則正しい生活をおくる。」いわゆるは他の生活習慣病と同じいわゆることに気を付けることで足梗塞の予防もできます。この病気はタバコを吸う人に多いようなのでタバコをやめることはとても大切になってきます。 65歳以上の高齢の方、女性より男性に多いようですが、予備軍は40代にもいるようです。第二段階の症状を放置すると、その5年後には30%の人が命を落とし、4%の人が足を切断しているという事実があります。これは乳がんや大腸がんより生存率が悪いということになります。
足梗塞にならないように足も時々メンテナンスをしましょう。